日シリ制覇しちゃったよ

まさか中日まで食っちゃうとは思わなかった。

詳しくはあとでつづります。

今宵は５年ぶりの日シリ制覇の余韻に酔いしれます。

千葉ロッテマリーンズ史上最大の下克上、お見事でした。

 

日本シリーズ　第７戦

ロッテ8-7中日（延長１２回）

いろいろとターニングポイントが挙げられてますが、個人的には第５戦の快勝が大きかったかと感じております。

先に３勝目をあげて王手をかけられたこと。

打線が活気づいてどこからでも得点できるようになったこと。

そしてブルペン陣の奮闘ぶり。

中日＝落合采配が捨てゲーム気味に試合を進めたことが、裏目になったような気がしてなりません。

名古屋に舞台を移した第６戦、ここでサヨナラ負け食わなかったのも大きかったかな。

しかし日付が変わりそうな時間まで、延長１５回でも決着がつかない。

バント失敗やらグダグダの応酬でテレビで観ていてとても疲れました（苦笑）。

 

で、日本シリーズ制覇を決めた第７戦です。

先発俊介が、傾斜のきついマウンドで制球難に苦しむ、これはある意味想定内でした。

以前交流戦でもピーゴロの処理でやらかしたり、フィットしないのは頭にあったからね。

２番手晋吾もピリッとせず・・・まぁ井口の守備やらかし（このシリーズ多すぎ!!）が痛かったからかわいそうな部分もね。

前日厳しい場面で出てきてロングリリーフ、体力的にもしんどそうなのは明らかでしたから。

ただ劣勢の展開、４点差とされた４表、岡田のタイムリーで１点返したのが大きかった。

いや、マジでこれはもしかしたらと思いましたから。

すると５表に打線が繋がり、里崎のタイムリーなどでついに追いついちゃう。

そして７回にはテギュンのタイムリーで勝ち越すんだが、９回に守護神コバヒロがやらかして追いつかれる。

まぁここも「逆転されないのが最低条件」だったから、結果的によかったんだが、ベンちゃんに対してそこまで真っ直ぐで押さなくても。

フジテレビの中継の解説陣も、揃って首を傾げてたもんね。

最後は延長１２回、岡田のどでかいタイムリースリーベースで決着。

セットアッパー浅尾を引っ張りすぎた中日ベンチの判断が裏目だったわけだが、さすがにここまでの活躍を考えれば責められないでしょう。

 

落合監督のコメント通り、「無理をする」のはこのことだと思いましたよ。

シーズン７０試合登板したセットアッパー浅尾の、第７戦での引っ張りぶり。

この回さえ凌いでくれればっていう思惑があったんだろうね。

いちお投手を残してたわけだし、翌日競った展開なら１イニングしか放ってなかった高橋を引っ張ったとか。

西村監督も６回から内を３イニング放らせたり、石橋を叩く投手起用に目先に１勝の大きさを感じましたよ。

あと先発がピリッとしなかったのが誤算だったかな。

まともに仕事したのがチェンだけだもんね。

吉見はシーズン中ほど球も速くないように感じたし、中田もこんなもんだっけ!?ってくらいこじんまりとした投球でした。

谷繁が徹底した内角攻めや変化球連投でリードするも、失投やロッテ打線の振りのよさに屈したのも印象的でしたね。 

井端やブランコが不調だった打線は、第７戦試合序盤で下がらざるを得なかった森野の途中交替があまりにも痛すぎでしたことでしょう。

連日に渡り鬼守備かましたり、唸らされるシーンが何度あったことか。

セ・リーグ優勝に恥じない野球を見せてくれたと思いますよ。

 

そして日本シリーズ制覇したロッテについて。

冒頭でも述べたように、さすがにシリーズ制覇できるとはあんまり考えてなかったのですよ（苦笑）。

初戦で肉離れで離脱した穴を、岡田が見事に埋めてくれました。

清田や井口、今江の活躍もすごかったけど、シリーズ一番のサプライズは岡田のバッティングですよ。

日シリ制覇を決定付ける一打もさることながら、真っ直ぐに振り負けることなく力強い打球が目に付きました。

結局シリーズ３割超えたもんね、たいしたもんですよ。

シーズン３位に滑り込んで、ＣＳもギリギリのところから勝ち上がって、日本シリーズ制覇の大団円。

チームスローガン「和」というのがどハマりする勝ちっぷりの連続、西村監督には恐れ入りました。

シーズンが終わると同時にＦＡその他諸々で雑音もうるさいけど、しばらくは余韻に浸ることにしますよ。

 

しかし得てして湧き上がるのが、リーグ３位での日本シリーズ制覇についてのあーだこーだ。

そういう議論は確実に起こるものでして・・・まぁいいじゃないですか。 

これだけポストシーズンの存在が認知・確立されてるなら、すでに別の戦いだと思いますよ。

鷹ファンの相方曰く、「ロッテじゃなきゃこんなことできない」、そうかもしれませんが（汗）。 

第５戦を中継した千葉テレビにて実況した黒沢氏が、番組の締めでの一言は言い得て妙でした。

タイムリーな一言に、爆笑したのは言うまでもありません。

「３位じゃダメですか!?」

 

最後の戦いは週末の日韓戦。

ＳＫも強いチームだけど、大丈夫だと思うんだが、さて。

 

 

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