ファームから見えるチームの育成ぶり

久々に鎌ヶ谷スタジアムへ行ってきました。

 

ソフトバンクのファームが、鎌ヶ谷にやってくるということで観てきましたよ。

相方のひいきのチームだけど、自分のひいきのチーム同様選手の起用が偏り気味なんで、ファームの事情はどんなもんかと気になったしね。

触れ込みは練習試合ということなんだが、普通にチケットは販売してるし、売店もいつもどおりでした。

金土の２連戦、でも土曜日は観戦できないんで初戦を。

ソフトバンク10-9日本ハム

猛暑の中での観戦は堪えますね、試合中５００ミリペットボトルを何本買ったかしら。

おまけに４回表までスコアボードに０が入らないグダグダな展開。

４時間くらいかかった試合だったので、箇条書きで気になったことを列記。

 

・ソフトバンク先発岩崎は、真っ直ぐはいいんだけど変化球の制球がね。

・おまけに捕手が高谷だから変化球主体のリードで、グダグダの要因もいいところ。

・２番手以下に育成選手が３人登板も、なんだかグッとくるものはなかったですね。

・８回途中から登板した高橋徹は及第点。

・９回１イニングを放った左腕川原は、この日出てきた投手では一番印象的でしたね。

　変化球でカウント取れるし、腕の振りもいいですよ。

・日ハム先発は左腕の木下、制球に苦しんでましたねぇ。

　２番手以下の投手陣、一軍経験ある投手が次々出てくるんだけど、イマイチピリッとせず。

・松中が３番ＤＨでスタメン出場して３打数２安打１打点。

　左投手としか対戦してないんで、打球は全て逆方向。

　２打席目のツーベース、レフト線への強い打球が切れないのはさすがですね。

・ソフトバンクスタメンは概ね１軍経験もそこそこある選手ばかり。

　だから仲澤や小斉が活躍してても、「このレベルではねぇ」と思ってしまう。

・中西も然りなんだが、打撃フォームを変えたのかむしろ好印象でした。

・すっかり出場機会を失ってファームで燻る明石は代打から途中出場。

　アンラッキーな遊直の１打席だけはかわいそうだったかな。

・若いところでは立岡と中村、中原がスタメン出場。

　中原はレフトへどデカイ一発を放つも後は全て三振と、ムラにも程がある。

　立岡の内野守備はまぁまぁ。

　土のグラウンドだと上手い下手がよくわかるんで、伸びしろはあるなと。

　中村は帝京高校時代の印象と違ってビックリ。

　コンパクトなスイングもさることながら、足がこんなに使えるの!?という好走塁も見せてくれました。

・ルーキー今宮は怪我しちゃったんで観ることが出来ず。

・途中出場の村松も、ベテランらしい渋いヒットが一本、でも守れないのかな!?

・日ハムで印象的なのは２年目の杉谷。

　前回鎌ヶ谷で観戦した際にもホームラン打ってるけど、この日は２打席連発。

　しかもスイッチ両打席でだからすごかった。

　守備は送球エラーがあったけど、セカンドとショートをそつなくこなしてましたね。

　明石がヒット１本損したのは、間違いなく杉谷の鬼守備ですよ。

・ロッテから移籍したサトケン（佐藤賢治）がなぜかサードでスタメン出場。

　高校時代は外野手か投手、ロッテでも外野だったのにチーム事情なんでしょうか。

　しかし守備に関しては・・・

・ファームでもそつのない野球が見れるはずの日ハムも、この暑さで集中力欠いたのかな。

 

どちらのチームもそれなりに育成方針があるとは思います。

ソフトバンクは中村や立岡にとにかく頑張ってもらおうとしてるんだろうね。

一軍で頭打ち気味な選手たちの方が活躍してると、なぜそれが上で出来ぬと思ってしまうし。

ところがそのレベルの選手がどんなに頑張っても、なかなか上からお声がかからないのがチーム事情。

偏る選手起用の弊害、本気で勝ちに行くなら、やはりベンチ全体戦うのが筋ではないかと。

日本ハムはその辺のやり繰りが上手いというか、全体に浸透してるのがよくわかりますよ。

サトケンのサード起用も、きっとそういう狙いがあるんだろうね。

外野でのレベルは知れてるんで、内野手もこなせれば起用の幅も広がるし。

内野で芽が出なかった陽ダイカンが、今では守備固めで起用されるほどの選手だもんねぇ。

 

単純に勝った負けただけではなく、プロ選手としての成長過程を窺えることが出来るのもファーム観戦の醍醐味。

ペナントレースでは得られない面白さもあるんで、時々足を運んでみるもんですね。

 

 

 

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